こんにちは。
デザインチーム / マネージャーのUです。
最近UIについての本を読んでいます。
かなりボリュームのある内容で、現在も読んでいる所ですが、
ここまで読んだ内容から、自社サービスに置き換えて考えを巡らせている部分もあったので、
今回のブログに書き留めていきたいと思います。
日常で触れるUIから考える
スマホが普及して10年以上が過ぎ、日常では欠かせない物になりました。
便利でなくてはならないものから、日の目を浴びないものまで、
様々なアプリが日々リリースされていますよね。
私自身もUIデザインを担当することがあるので、そういったアプリを使いながら
「なるほど!」と唸らされたり、
「なぜ使いづらいんだろう?」と疑問を感じたり、
ひとつひとつの機能やデザインがどう作用しているのか考えることがあります。
そんな中、やはり使いやすいと感じるのは、
どこかで見たことある!という挙動。
こうすればこう動くだろう、と予測できるので、
ストレスなく気持ちよく操作できますよね。
慣れ親しんだ動作体験は気持ちいい
・手を上げて車が止まり、横断歩道を渡る。
・コーヒーマシンの電源を押して、コーヒーを淹れる。
というように社会や日常生活など、様々な場面で、
予測と動作が噛み合った挙動は、ストレスなく心地よいものです。
アプリケーションでもそれは同様で、とても心地よいもの。
こういった慣れ親しんだデザインや機能を望む法則のことを、
「ヤコブの法則」と言います。
ユーザビリティ研究の第一人者、ヤコブ・ニールセンが提唱した法則で、
知識としては聞いたことがありましたし、実際にUIを作るときも意識はしていましたが、
今回本に登場したので、あらためてヤコブの法則について考える機会ができました。
そこで今回、考えを巡らせたのが自社サービスについてです。
自社サービスのUIについて考える
弊社の自社サービス「デキテル」は
自動車業界に特化した半自動で直感的にホームページを作成できるサービス。
私がシナジーデザインに入社したのがおよそ6年前ですが、
その時点で10年近く続いているサービスでした。
開発がスタートした段階から、お客様が使いやすよう考え抜かれて作られており、
手前味噌ですが使いやすいサービスだな、と思います。
ただ10年以上もたつと、
どうしてもデキテル独自の常識も生まれてきます。
それ自体はサービスとしてのアイデンティティにもなるので
悪いことばかりではないのですが、
「独自の挙動によってわかりづらくなっていないか?」
という客観的な疑問は常に持っておく必要があると痛感しました。
シナジーデザインでは毎日、朝礼で自社サービスの改善点を出しています。
デキテルがお客様に長く愛されるよう、これからも改善を続けて行ければと思います。