こんにちは、システムチームのKです。
今回は部下への指導・指摘について、弊社代表とMTGを行った際に話したことについて
書いてみようと思います。
上司の皆さんは、
部下がミスや失敗をしたときに、指導・指摘をした経験が間違いなくあると思います。
メンタルをケアしたり、部下の文脈を聞くこともあると思いますが、
今回そこは一旦省いて、指導・指摘にフォーカスします。
感情的になるのは部下への「危機感」から?それとも「怒り」から?
部下がミスをして「なんでそんなことしたんだ」
と上司が部下に聞いているシーンはみなさんも想像できると思います。
上司からすると、「ミスの原因」を突き止めるために、
部下が何をどう判断して行動したのかを把握するための、
いたって普通な指摘ですが、
いったい「誰」のためにしている指摘なのでしょうか。
「部下が同じ問題にぶつかったときに今度は適切に対応できるようになるため」
の指摘なら、「部下」のためにしている指摘ですね。
この場合、背景にあるのは部下への「危機感」です。
「このミスを放置したまま成長すると危険」
「君自身がダメージを負ってしまう」
部下を思ってのことです。
ですが、指摘が「部下」のためではなく
「上司自身」のためになることがあります。
「同じミスをされたらまた対応しないといけない」
「なんでこんな忙しいタイミングでミスしてくれたんだ」
簡潔に言えば、
仕事を増やされたことによる部下への「怒り」ですね。
いくら上司と部下の関係であっても、
自分のために言ってくれていることでないと部下は聴きません。
感情そのままに、「怒り」をぶつければ、
部下はそれを「攻撃」と受け取り、
指摘すればするほど、心を閉ざしてしまいます。
とはいえ、
仕事を増やされたことは事実なので、
「怒り」の感情が出てしまうのはしかたないこと。
だから、きちんとアンガーマネジメントをして、
突発的な感情を切り分けて、指摘できるのが、求められる上司像だと思います。
感情をコントロールするためにすべて敬語で話す
これは代表とのMTG時に提示いただいた一つの解決策です。
指導・指摘だけでなく、チャット、普段の会話まで全て敬語で話して、
接するようにします。
一旦自分から出そうになった怒りの言葉を
敬語に直すときに変換できることと、
本当に強く言わなければいけないシーンでも
(いい意味で)嫌味っぽくなるので指摘が機能します。
私も2週間ほど実践していますが、
一定の効果を感じています。
本人たちが意識していることが大きいと思いますが、
部下からこちらの目をみて話をする機会が増えたと思います。
きちんと目を見ている = 相手は敵ではない なので、
自分が感情的になって怒りで攻撃してくる対象とは、
少しずつ見られなくなってきたのかなと思います。