こんにちは。マーケティングチームの須田です。
普段の主な業務内容は、「デキテル」のメインターゲットである整備工場様への営業です。
マーケティング活動やセールス(セールスもマーケティングの一部ですが)で重要なことは、
顧客のニーズに応える、そのために顧客や相手の業界を知ることです。
業界を知ることの一つに、相手の情報を覚える、というのがあります。
例えば、国土交通省の認可を受けた整備工場数は日本に9万事業所。
これは非常に大きい数字で、
例えばコンビニは5万店舗なので、なんとほぼ倍の数です。
実はとても競合が多い業界であり、数字を知っているかどうかで、
当然提案内容も変わってきます。
ただ、この数字を覚えるというのが難しい…。
自分は歴史の年号などを覚えるのも苦手だったので
なんで覚えられるんだろう?と思っていました。
ですが、最近は年号に比べるとはるかに覚えやすい、と実感できたので方法を共有したいと思います。
数字だけ暗記しようとするから難しい
この方法ですが、自分で考えたわけではなく、
参考にした書籍があるので紹介します。
野口悠紀雄 (著) 「超」勉強法
代表がブログで紹介しており、
目次に興味を持って読み始めました。
その内容というのが、
”第五章 「超」暗記法
2 理解して覚える
経済データをどう覚えるか
理解しながら統計データを覚える”
悩みにドンピシャな内容でした。
作者が東大の経済学部の名誉教授だからこその内容だと思います。
簡単に要約すると、
暗記のステップは主に2つ
・最も重要な数字を暗記する
・関係性を理解して覚える
という内容です。
人は一つのことだけを覚えるより、意味付けした方が覚えやすい。
なので、数字に関しても関係式を作って覚えるというものです。
例えば、日本の自家用車の台数は、約6100万台。
この数字は日本の人口とセットで覚えることができます。
以下何も見ずに書いてみます。間違っていますが悪しからず。
総人口約1.2億人を平均世帯人数2.5人で割る。
一人暮らしも多いだろうから、世帯数は6000万くらいだろう。
一世帯あたりの所有台数は1.1台くらいだろう。
なので、6000万 * 1.1 = 6600万台くらいと計算できる。
(正確には、平均世帯人数2.1人、世帯数6,026万、自家用車の所有台数は6100万台。平均所有台数は1.03台。
思ったよりも車を持っていないない世帯が多い。半分以上だろう。)
参考データ:https://www.soumu.go.jp/main_content/000892926.pdf
https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv00000104ju-att/kenbetsu2022.pdf
この方法のメリットは、暗記しやすいことはもちろん、
他の数字もセットで覚えられることもあると思います。
同じ方法で、
一整備工場あたりの平均売上、平均人数なども覚えられるかな、と思います。
営業での効用 説得力
とっさに数字を出せることの強みの一つは、説得力が増すことです。
(電話営業ではスクリプトを見ながら話せるので少し弱いかもしれませんが、
対面やリモートなどの商談であれば、一瞬で数字を話せることは強い説得力になると思います。)
数値で話せたらコンサルっぽさが出てかっこいいと思うので、
この方法で基本的な数字は覚えようと思います。