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2023年7月25日

タスクを預かる段階で明確に

こんにちは。

デザインチームのUです。

 

デザインチームのメンバーは現在4人で運営されており、

平均年数でいえば3年を超えるメンバー構成になります。

 

年数の経過と成長に伴い

それぞれのメンバーに預ける業務の内容も

より複雑で不明確で不確定なものに変化しています。

 

変化のタイミングを意識していないと

どうしても以前の基準で動いてしまうので、

差戻しや指摘が増えた、といった認識のズレが発生してしまいます。

 

そこで、

今回、体験入社されるデザイナーがいるタイミングということもあり

タスクに取り組むうえでの考え方

について書いていきたいと思います。

 

タスクがうまく行っていない原因

まず前提として

各メンバーが未経験で入社してきて

ここまでよく成長してきたと思います。

 

出された課題にコツコツと真摯に取り組んで

着実にレベルアップしてきています。

 

今回、そうしてスキルアップをしてきた中で

業務がうまく行かずに、大きな壁にぶつかっているんじゃないかと見受けられます。

 

今までは言われたことを実行していれば、合格を貰えていたものでも

それが差戻しになった…なんてこともあるんじゃないでしょうか。

 

その時に会社の承認基準があがっているように感じるかもしれないですが、

実はそうではないんですね。

会社の基準はそのまま、変わりありません。

 

今回起こっている問題の原因は

最後の品質チェックの段階ではなく

最初のタスクを預かるタイミングにあります。

 

預けられたタスクの難易度が上がっているから

なんですね。

 

成長に応じてタスクの難易度はあがる

どうタスクの難易度があがっているか、についてですが

以前にくらべて、より複雑な状態のタスクを引き受けているからになります。

 

今まで上司が変わりに考えて単純化していたタスク

その単純化する工程を経ずに預けるようになったため

自身で考える必要がでてきたんですね。

 

そういった変化があるにもかかわらず、

複雑な状態で放置したまま、聞いたことだけを作業として対応してしまうと

要望とは異なるものを制作してしまい、失敗してしまいます。

 

ここで重要なのがWHYに立ち返る事

 

なぜやるのか、という所から要望を汲んでいく必要があります。

 

要望の本質を探る

タスクを預かるときに重要なのは

言葉をそのまま受け取るのではなく、その本質を探る事にあります。

 

言われた内容をそのまま作業として受け取らずに

何故やるのか、という所に立ち返ることで

問題の解決する糸口をつかんでいきます。

 

まずは要望を深くヒアリングして

その先にある目的を明確にしていくところからスタートします。

 

目的をきちんと把握できれば、より要望への理解度も上昇していくはずです。

要望に対して過去の実績から対応を決めつけていたもの

別の手法の方が良いんじゃないか?といった発想に変化していきます。

 

ここで重要なのが自身だけで解決しようとしないこと。

自身で解決できない場合は、

上司に変わりに考えてもらう現場作りも重要な仕事になります。

 

要望がしっかりと明確になれば

自ずと実施する要件も輪郭がはっきりとしてきます。

 

そうすることで、対応に漏れが出づらくなり

「後から問題がでてきて見積もりをオーバーした…」

といった事もなくなることでしょう。

 

自身が実践したこと

自分自身もタスクの難易度が上がったタイミングで

とても苦労したのを覚えています。

 

最初は以前とは基準が変わったと感じて

前例と比較して相談なども行っていただきましたが、

タスクの難易度があがっていると気づいて腹落ちしました。

 

自身で考えて作るうえで、とても不安が多かったですが

これまでと同じ進め方では通用しないのが明白だったので、

ヒアリング時のアプローチを変えることにしました。

 

具体的には下記のような内容を実施するようにしました。

 

1.上司の下した判断に対して、理由を聞くようにする。

2.指示に対して「はい」で答えず、解釈した言葉で返答する。

3.話の中で覚えた違和感を残さず、その場で伝える。

4.未来を想像して、起こりうる問題を提示する。

5.目標を定義して、達成するためには何が必要が逆算して考える。

 

まずは出来る人の判断理由を聞くようにし、

その考えを元に自身の判断の正否を確かめる返答をする。

不明確に残された箇所はその場で明確にして、

全体像を想像し起こりうる問題を共有

最後に目標を達成するために必要な要件を定義する、といった内容になります。

 

これらを実践していくことにより、

ヒアリングの内容が大きく改善されていきました。

 

とにかく最初の段階で手を抜くことなく

作業に落とし込むこまずに明確にしていく

ということを大切にしていってもらえればと思います。

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