マーケティングチームのSです。
今日は、普段使っている社内システムのブレインマップをより活用するための考えを書きます。
ブレインマップは、弊社代表が一人で開発しているマインドマップツールです。
頭の中をそのまま出力する従来のマインドマップの機能に加えて、複数人での同時編集やタスク管理なども可能になっています。
なぜこの文章を書くのか?
今月初めに代表からブレインマップで思考を整理する際は、まずネガティブな感情を書き出すことが重要ということを共有いただきました。
ブレインマップを活用するために、「なぜネガティブな感情から書き出すといいのか」を改めて考えるため、
また、思考整理や問題解決のためにどう活用すればいいのか、整理したいと考えています。
ネガティブな感情が先に出てくる生き物
以下の文章ですが、私が一応同志社大学を出ており人文系の書籍を読むのが趣味なせいで理屈っぽい堅苦しさがあります。ご容赦ください…
われわれホモ・サピエンスは、基本的にネガティブな感情が先に出てきます。
なぜなら、現代の人類の脳は原始時代に出来上がったものだから。
原始時代は定住する場所がない、常に危険に晒される環境です。
怪我をしたら疫病に感染するかもしれないですし、野ではマンモスや狼に襲われるかもしれない。
そんな環境では、ネガティブに考えないとすぐに死んでしまいます。
怪我をしたから動かないでおこう、狼がいるから逃げよう、などです。
そのため、自然に淘汰された結果、最初にネガティブに考える遺伝子が生き残ったわけです。
ときは変わって現代日本では、生存に直結するような危険は少ない。
けれど、脳の仕組みは変わっていない。変化していないことが原因で、原始時代と同じくネガティブな感情が先に出てきます。
なぜネガティブな感情を先に書き出すのか?
ネガティブな感情は、強い感情です。
基本的に、ポジティブな側面とネガティブな側面の2つが提示された際、人はネガティブな側面を重視します。
基本的に、ブレインマップなどマインドマップツールを使う時は、自分の頭で整理がつかない事項について考えたいタイミングだと思います。
頭を整理する際、否定的な感情を無視してポジティブな論理を構築しようと思っても、ネガティブな感情は強いのでうまく無視できません。
それであれば、ネガティブな気持ちを書き出して、自分の手から離す。感情の外部化が、ブレインマップに最初にネガティブな感情を書く意味だと理解しています。
ネガティブな感情を客観的に見て、冷静に整理することができるわけです。
まず空欄を作る
ネガティな感情を書き出すにあたっては、まず空欄を用意して、そこに思ったことをそのまま書き出します。
穴があったら埋めたくなるようなものイメージ。頭に真っ先に浮かんだことがそのまま空欄に入っていくのだと思います。
問題解決としてのブレインマップ
最近、ブレインマップの書き込み数が増えたと思いますが、
問題解決の方法として、以下のフレームワークを意識しているからだと思うので、一応言語化してみます。
ひとしきりネガティブな感情を書き出したら、似た内容をグルーピングして、なぜ?をノードの下に繋げていきます。
ロジックツリーの構造を意識して、問題の原因を深堀することで、根本的な原因が明らかになります。
次に原因の解決策を、どうやって?を繋げて書いていきます。
これで文章量は増えたと思います。
ただ、深堀や仮説の数が少ないのと、書く速度が遅いので、そのあたりは今後の改善点として取り組んでいきたいと思います。
以上で終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。