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2022年11月15日

最近のSEOについて考える

こんにちは。

 

システムチームのKです。

 

ここ数週間、デキテルのセールスぺージのSEO改善の仕事に携わっており、

情報収集や勉強をしているのですが、

3,4年前とは評価の基準が変わったなぁと感じました。

 

Web業界に携わる人にとっては、

絶対に理解しておくべき内容だと思うので、

この機会に共有をしようと思います。

 

コアウェブバイタルの登場

 

まず前提として、

3,4年前にも重要視されていたものは、今でも変わらず重要です。

スマートフォン対応SSL化、

特にコンテンツの質・専門性・オリジナリティ、これらはいまでも検索順位を決めるうえでの大切な要素になっています。

 

ただ、これらに加えて、さらに評価の指標となっているものがあります。

それが「コアウェブバイタル」です。

 

「コアウェブバイタル」とはGoogleが発表している、ウェブページUX(※)の「重要」指標です。

※User Experienceの略称、ユーザがサービスを通じて得られる体験のことです。

 

重要」指標と言われているように、

近年は、このコアウェブバイタルが検索順位に影響を与える指標のひとつとなっています。

 

コアウェブバイタルの中にも複数の指標がありますが、

その中でも特に重要視されているのは、

 

・LCP

・FID

・CLS

 

の3つです。

 

正直「なんのこっちゃ…」という感じですよね。

僕も同じ気持ちでした。

 

わかりやすく日本語になおすと

・LCP(Largest Contentful Paint)

⇒もっとも大きなコンテンツが表示されるまでの時間

主に大きな画像や動画コンテンツであることが多いです。

・FID(First Input Delay)

⇒初回の入力を受け付けるまでの時間

簡単に言えば「ホームページの反応速度」です。

・CLS(Cumulative Layout Shift)

⇒ページの読み込み中に起こるレイアウトのズレの程度

という意味です。

 

それぞれ推奨値が設定されており、その値の中におさまっていればOK

オーバーしていれば、NGということになります。

 

また、Google公式には次のように記載されています。

 

“ページ エクスペリエンス(※)の構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページ エクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。

優れたページ エクスペリエンスが関連性の高い優れたコンテンツに勝ることはありません。

しかし、同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページ エクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。”

※ページ エクスペリエンス は コアウェブバイタル を含む評価指標です。

引用元:https://developers.google.com/search/blog/2020/05/evaluating-page-experience?hl=ja

 

つまりこのコアウェブバイタルの値は、

よければ必ず検索順位が上がるわけではありません

 

前述したように、いまでもコンテンツの質・専門性・オリジナリティが検索順位を決めるうえでの大切な要素です。

ただ、「同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページ エクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。」と書かれているように

ページのコンテンツが同程度の評価だったときは、

コアウェブバイタルの数値が上位表示に影響を与えます。

 

どうやってコアウェブバイタルを改善するか

コアウェブバイタルを悪化させる原因のツートップが

javascriptなどのプログラム

画像・動画コンテンツ

です。

 

javascriptなどのプログラムは余計な処理や無駄な記述がないか

定期的にソースコードを整理するなどして改善することができます。

ただ、プログラム面の問題なので、

デキテルをお使いいただいている車屋さん自身が対策できるものではありません。

 

しかし、

画像・動画コンテンツ

であれば話は別です。

 

画像や動画コンテンツは、ホームページを見るユーザへ情報を伝えるには便利ですが、

多用しすぎると、ホームページ自体が重たくなり読み込みに時間がかかるデメリットがあります。

 

また、近年はスマートフォンからホームページを見るユーザが半数以上を占めています

パソコンとスマートフォンの通信スピードを比較すると、スマートフォンの方が基本的には遅いので、

読み込みにかかる時間はさらに増加します。

 

皆さんも、読み込みが遅いと「あぁ~もういいや!」と

そのホームぺージを見るのをやめた経験があると思います。

 

実際、Googleの調査でスマホで

ホームページに訪れるユーザーの53%が3秒以内にWebサイトが表示されないと離脱する

ことがわかっています。

 

そうした背景から、GoogleはコアウェブバイタルのようなUXの指標を検索順位の評価に盛り込んだ

というのがあるんですね。

 

話を戻しましょう。

 

一番手っ取りばやく改善する方法は

画像の枚数を減らすことです。

 

減らした分、読み込みは早くなりますからね。

 

ただ、

画像をたくさん載せたい」という願望があるのも重々承知しています。

そのような場合は、ページ自体を分けるべきかと思います。

 

1つのぺージにたくさん詰め込みすぎるのではなく、

ある程度の量で分割する。

 

すると、1ページ当たりの読み込みは早くなるし、

分割した分、ホームページのページ数も増えるので一石二鳥なんですね。

 

Googleはページの容量の推奨値を 1.6MB(メガバイト)としています。

※2020年ごろの情報なので、変わっている可能性もあります。

 

デキテルでの基本サイズ(横640px)の画像容量で計算すると

1ページ当たり 15~20枚程度 というところでしょうか。

もし1ページに 50枚も 100枚も画像を載せていて

ホームページが重たいな…と感じるお客様がいらっしゃったら、

ページの分割をご提案してみても良いと思います。

 

 

今まではホームページのコンテンツばかりに目が行っていましたが、

近年は読み込み速度などの、ホームページのパフォーマンス面にも着目して

SEO対策を行う必要があると思いました。

 

 

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