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2022年2月28日

さりげなく使いこなしたい、”大人の敬語”の基礎

こんにちは。総務のSです。

最近、敬語の基礎のような本を改めて読み
全然使えていないなと感じました。
 

学生やアルバイトまではあまり使わないようなビジネス上の敬語は、
最初は多少不自然でも意識して使っていかないと
何歳になってもなかなか自然には口にできません。

当たり前に誰でも知ってはいるけど
使いこなせていないものもあり、
TPOに合わせてすらっと出てきたらスマートだなと思う敬語をまとめてみます。
 

※ 社内ノウハウにも記載がありますが、前提として
見慣れないほど難しい常用外漢字や
一般的に聞き慣れないような言い回しは、無理に頑張って使うべきではありません。
 

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ご多用中。
意味:用事が多くて忙しいこと、多忙な様子。
「お忙しい」「ご多忙」などとほとんど同じ意味ですが
「ご多忙」は「亡」という字が入ることから、
結婚・出産・お見舞い・年賀などが関わるシーンでは「ご多用」の方が無難です。

 

ご都合よろしいとき。
意味:時間があるとき、仕事が一段落ついて手が空いたとき。
「お手すきの際・・」とよく使いますが、
ビジネスでは基本的に相手は忙しい、暇なんてない前提で会話するため
個人的には「ご都合よろしい」の方が聞こえが良いと感じます。

ちなみに、相手のスケジュールに配慮しながら依頼をするときに使う言葉なので
重要な内容や急ぎの際には適しません。
「お時間いただけますでしょうか?」などの方が適切です。
 

お聞き及びのことと存じますが。
意味:人づてに聞いて、すでに知っていることを敬っていう言葉。
報告が遅れた際のクッションの言葉や
話を早く進めるために諸々を省略して話す時の枕言葉としても使えます。

ただし使い方によっては
「当然、知っていますよね」と押し付ける可能性があるので注意が必要です。
 

お見知りおき。
意味:自分のことを覚えておいてほしい、記憶の片隅にとどめておいてほしい時に使う言葉。
営業マンなどが初対面の挨拶で「以後お見知りおきを・・」と
自然に使っていらっしゃると敬語が使えている印象を受けます。
 

ご厚意。
意味:思いやりや気遣いのこと。
電話では「行為」「好意」などと混同する可能性がありますが、
メール等で「ご厚意に感謝いたします」「ご厚意に甘えて」などと書くとスマートです。
 

高覧。
意味:目上の人が見ることを表す言葉。
「ご覧ください」よりもっと敬意が高くなります。
こちらも電話では「ご覧くださいませ」、メールでは「ご高覧くださいませ」等使い分けると良いかもしれません。
 

形ばかりではありますが。
意味:内容は別にして、体裁だけは整っていること。
訪問しない弊社ではあまり使うシーンはありませんが、
例えば謝罪に行って菓子折りを渡す際に
実質は伴っていないけど、という意味で使うとスマートです。
 

ご足労。
意味:相手が足を使って移動する労力、疲れを敬って言う言葉。
こちらも対面が少ない弊社では使うシーンが少ないですが、
来客があった際自分が対応することが多いので
「ご足労いただきありがとうございます」とすらっとと使えるようトレーニングします。
 

お目にかかる。
意味:目上の人に会う時に使う言葉。
こちらも会う機会が無いとあまり使うことがありませんが、
ビジネス関係なく今後の人生で
「お目にかかれて光栄です」「お目にかかれる日を楽しみにしています」など
自然に出るような人間は素敵だと思います。
 

ご一報。
意味:ちょっと知らせること。その知らせ。
相手から連絡が欲しい、改まったものではなく簡単に知らせてほしいという意味で使います。
 

ご用命。
意味:人からの用事や注文を受けること。
「何なりとご用命ください(:なんでも受けます)」などは良くないですが、
サポート範囲などが定まっている場合は使えます。
 

賜る。
意味:目上の人から物や言葉などを受ける、もらう。
「ご参加賜る」「ご臨席賜る」「ご高説賜る」など
「~ください」よりも高い敬意表現となります。
 

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対面や電話での発言は
話せる言葉を話すしかありませんが、
メールの場合「こんな時なんて表現するんだろう?」と悩んで検索することも正直あり
それがなくなるだけでも時短にもなります。

また、まずはメールで使いこなせるようになれば
話し言葉でも自然に使えるようになってくるかなと思いました。

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