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2022年2月21日

紙ラフの重要性

こんにちは。
デザインチームのUです。

デザインチームでは年明けからの動きとして、
それぞれのメンバーに「考える」範囲を増やしています。

これまでは、ある程度確定していたものを作るケースが多かったのですが、
考える範囲が増えると
要望を実現するための問題解決策を考える必要があるので、
難易度がグンと上がるんですね。

当然差し戻しのリスクも増えるわけです。

そこで、今回は
差し戻しによる遅延のリスクを減らすための重要なフェーズ、
紙ラフについて書いていきたいと思います。

デザイン作成のフェーズ

デザインの作成にあたり、シナジーデザインでは

・紙ラフ
・データラフ
・カンプ
・完成デザイン

以上の
4つのフェーズに別れています。

紙ラフ は、所謂全体の25%の段階で、
どういったデザインを作成するかを
紙に書き出すんですね。

頭の中でデザインソフトを動かして
実際に紙に書き起こしていくイメージです。

パソコンを動かして作成していくわけではないので、
短時間での作成が可能。
ここで差し戻っても、遅延のリスクが低いんですね。

では、このフェーズで起こりやすい問題点とは何があるのでしょうか。

紙ラフで発生する問題点

紙ラフのフェーズで発生する問題点は、
大きくわけて下記の2つになるのかなと思います。

1.高い曖昧性
2.条件別の考慮

今回は、
より基礎的な部分になる、
高い曖昧性について書いていきたいと思います。

高い曖昧性

高い曖昧性は、
頭の中で明確に作れていない時に発生します。

頭の中で描けていないのですから、
当然、紙に落とし込むことができません。

その結果

要素数が少なく、
文字や画像も適当に配置された、
大雑把な作りの紙ラフができあがります。

悪い例
良い例

後は作りながら考えますー。
というような状態ですね。
そんな状態では当然、良いデザインが作れるわけがないですよね。

なぜ、そのような事態が発生するかというと
タスクを終了させることを目的しているから、です。

考えるのが面倒だから、
作るものを曖昧にして、
次のフェーズに進めることを優先してしまうんですね。

仕事である以上
タスクを終了させることを目的にしてはいけません。
要望を満たして効果に責任を持つことが、目的であるべきです。

ですのでそういう時は闇雲に進めるのではなく、
もう一度、文字での情報整理やヒアリングに立ち戻る必要があります。

曖昧さを取り除く

とにかく、重要なのは曖昧さを取り除くことです。

ひとつひとつ明確にしていけば、
判断のブレがなくなり、作るものは自ずと1つに帰結していきます。

紙ラフの段階での差し戻しは、短時間なのでダメージも少なくすみますので、

ここできちんと固めきる。

その覚悟で紙ラフをかけば、遅延も減っていくはずです。

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