つい先日、自宅で自前のVPSをカスタマイズしていたところ、
ミスって元の状態に戻せず泣く泣く全データ削除、OS再インストールした K です。
今回はプライベートでVPSを触った感想を書いてみようと思います。
VPSは、Virtual Private Server の略で、その名の通り、仮想のプライベートなサーバです。
レンタルサーバとの違いは、自由度です。
root権限という、そのサーバを自由にいじれる権限を持っているので、
サーバに好きなOSやミドルウェアをインストールすることができます。
その代わりに自分でいろいろと設定をしないといけないので、
難易度は跳ね上がります。
自分はこちらを参考にしてVPS内に環境を構築しました。
~ネコでもわかる!さくらのVPS講座~
https://knowledge.sakura.ad.jp/7938/?_ga=2.157431289.219125368.1621231466-179633578.1551856401
普段の業務ではめったに触れない部分なので、勉強になるよとアドバイスを受けて
自分でもチャレンジしてみました。
VPSはレンタルサーバ並みの低価格なので、
ドメインや初期費用を含めても、2~3,000円くらいで始められます。
レンタルサーバのコンパネ最高!文句ばかり言ってごめんなさい
レンタルサーバの管理画面を見たことがある人ならわかると思いますが、
SSL証明書を登録しようとしたら、
リンクをクリックして、フォームに入力して、あとは待つだけ…
ですよね。
でもVPSには最低限のコンパネしかなく、SSLを適用するリンクもありません。
コンソール(いわゆる黒い画面)から、
英文や意味の分からないコマンドと格闘しながらSSL化します。
レンタルサーバのコンパネが遅かったり、わかりづらかったりすると
「なんやねんこれ!」と文句ばかり言ってましたが、
ごめんなさい。
裏でこんなややこしいことしてたんですね…
それを知れただけでも大きな収穫だと思います。
学んだことは業務に使えるか
正直すぐに使う場面はないと思います。
理由ですが、
今のところレンタルサーバで十分
これにつきます。
レンタルサーバでもできることをわざわざVPSを使って、
自分で設定するコストをかけてまでやる意味はありません。
PHP5.Xをどうしても使いたいときとか、
特定のミドルウェアをインストールしたいとか、
そういう時はVPSも候補として挙がります。
PHPの例だと、
今現在もPHP5で動かしているシステムやサイトがあるので、
そのメンテナンスのためにどうしてもPHP5の環境は必要なんですね。
ただ、PHP5は公式のサポートが切れているので、新規でレンタルサーバを契約すると、
インストールできるPHPバージョンの選択肢に出てこないことが多いです。
もうPHP8も出ているんだし、さっさとPHP7を使え!と言われればそうなんですが、
5⇒7に変えるコストもかかるので、
自分で好きなバージョンのPHPをインストールできる環境は重宝します。
勉強にはなるけど、業務で使うにはまだまだ知識不足
コマンドの意味もちゃんと理解しないまま、おまじない感覚で使ったりしているので、
ちょっとでも例外が出たときに対応が出来ません。
でもちゃんと使えるようになれば、
AWSなどのクラウドサーバにもチャレンジできるようになるので、
取り扱える業務の幅は広くなりますね。
引き続き、自前のVPSでいろいろ試してみて知見を得て、
業務に活かせるよう頑張ります。
と意気込んだのは良いものの、
昨日(正確には今日の2時)、自前のクラウドストレージを作ろうとしているときに環境をぶっ壊してしまったのでした。トホホ
こういうのをやりたかった…
https://www.kagoya.jp/howto/vps/nextcloud/
また、チャレンジします。