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2012年1月6日

1995年に聞いた工学部の先生の言葉

お久しぶりです、システム担当のTです。
なんとほぼ一年ぶりのブログ執筆になります。
今年は僕も、ぼちぼちとブログ記事を書いていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

さて、何を書こうかと考えた時にふと浮かんできたのが、
もう17年近く前に聞いた大学教授の言葉でした。

阪神大震災のあった95年の春、僕は神戸大学の工学部情報知能工学科に入学しました。
そこで最初にあったガイダンスでは、様々な最先端の研究をしている大学の先生方のお話が聞けました。

その中で一番覚えているのが、ある教授のこんなお話でした。

「今後、情報工学の分野では次の3つの分野が重要となってきます。

1つめが『通信』、

2つめが『データベース』、

3つめが『人工知能』。

これらが、これからの社会において非常に大切になってくるでしょう。」

この話を聞いた瞬間は全く実感できなかったのですが、
その年にWindows95が発売され、PHSのサービスが始まり出すと、
徐々に1つめの通信(=インターネット)の重要性がひしひしと感じられるようになって来ました。

2000年以降その流れは加速し、通信・インターネットの分野は大きな大きな産業にもなっています。

2つめに気づいたのは、初めてグーグルを使った時でした。
それまでは調べ物といえば図書館が常識だったのですが、
所属した研究室では先輩方がグーグルというWEBサービスを使って
パソコンに向かい様々な調べ物をしていました。

今となっては「検索」という言葉も行為も当たり前なものになっていますが、
当時は「インターネットを『検索』する」という概念がとても新鮮で驚いたのを覚えています。

巨大な知のデータベースとなっているインターネット空間に、
強力な「検索」を用いて必要な情報にアクセスする仕組み。

データベース(検索) も現代人には非常に重要で欠かせないものになっています。

そして3つめの「人工知能」。

もちろん概念は知っていましたし、
ドラえもん世代なので人工知能に対する期待はずっと持っていました。

ですが、なかなかこの「人工知能」と社会の接点を感じることがありませんでした。

ところが去年、アップルのiPhone4Sの発表時に
「人工知能!」と思えるニュースを目にして嬉しい気持ちになりました。
それが「Siri」と呼ばれるiPhone4Sの新機能。

残念ながら日本語には現状未対応なのですが、英語やフランス語などでiPhoneと会話ができるのです!

天気予報や乗り換え情報、登録している自分の今日の予定など尋ねれば答えてくれるのはもちろん、
口説いたりすることもできるとか!(Siriの声は女性です)

僕はまだ未体験ですが、日本語に対応したら是非使ってみたいです。

そしてこの技術が発展すれば、携帯電話にかぎらず、
カーナビや電子レンジなどの家電とも会話できる日がやってきますよね。

車に乗ってカーナビと、その日のドライブの行き先を相談しながら運転するっていう近未来がもうそこまで!

そんな風に妄想しながら新年一発目のブログをしめさせていただきます。

今年もよろしくお願いいたします!

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