こんにちは。
デザインチームのUです。
先日、会社の業務時間を使用させていただいて、
コーチングやディレクションについての講習を受講いたしました。
受講から得た気付きや考え方から、
デザインチームの課題をベースに頭の中を整理しましたので、
後から振り返られるように書き記していきたいと思います。
デザインチームの課題
まずは、
デザインチームの現在の状況と課題について少し話しをします。
現在、デザインチームは自分を含めて4人体制で構成されており、
リーダー1名に部下3名という体制で動いています。
部下の3名はデザイナー未経験での入社で、2年目~4年目に差し掛かります。
トレースなどのトレーニングをコツコツ行ってきた成果もあり、
入社当初に比べるとスキルも身に付いて、良く成長してきたと思います。
一方、指示を受けてデザインを作る技術は上達してきましたが、
イチから考えて作るとなると、途端に上手く行かなくなることが多いんですね。
問題はいくつも折り重なっていて複雑に存在しているかと思いますが、
その根本は指導方法にあったのかなと思います。
ティーチングとコーチング
これまでの指導は、
ティーチングを中心とした、細かく修正箇所を指示する体制をとってきました。
技術を一定水準まで上げていくためには、ティーチングの指導も有効かと思います。
ですが、指導方法を使い分けずにティーチングのみで指導していくのは、
チーム運営が立ち行かなくなります。
そういった体制が続いていたこともあり、
結果として、「考えて作る」という頭脳労働の成長を阻害していたんですね。
そういった経緯から
考える力を身に付けさせるために、
現在はコーチングを中心とした指導へと徐々に切り替えています。
上記の前提を把握していないと、部下の心理は
「これまでは明確に指示を受けていたのに、急にサポートしてくれなくなった」
というマインドに陥りやすくなるので、
その状態になる事を未然に防ぐためにも、
前提については日頃からしっかりと伝えていこうと思います。
コーチングによる指導
コーチングによる指導をするにあたり、
会社から講習を受ける時間をいただきました。
コーチングについては、
概念的には理解しているつもりでいましたが、
明確に言語化できていませんでした。
コーチングとは
「目標達成をするために必要な能力」を開発すること。
そのため
「目標達成」+「成長(能力開発)」を行い、出来ることを増やしていく
ことが目的となります。
具体的な手法としては、
「会話や質問」をする事で、本人の中から目的や解決策を発見させていきます。
答えを教えるのではなく自身に考えさせる、ことが重要になるんですね。
質問で気付きを持たせる
コーチングをするうえで重要な要素として、
講習でしきりに言われていたのが 質問力 です。
コーチングが上手く機能していない課題が明確化されたことで、
自分に足りていない点を自覚することが出来ました。
質問の質をあげていくためにも、まずは
・自身の結論を先に伝えず、部下に言わせる
・部下が気付きを得る質問をする
・部下に考えさせる質問をする
という事を頭に入れてつつ
これまで上司から指導を受けてきた言葉を思い出して、
会社の言葉を使って対応していこうと思います。