ホーム

スタッフブログ

2022年9月22日

デザインの考え方 配色について

こんにちは。

デザインチームのUです。

 

デザインチームでは、画像やサービスのデザインを作るにあたり

チームメンバーがカラーの指定・調整に苦心していたこともあり、

先日、社内勉強会を行いました。

 

配色に関する課題は、

デザイナーの成長過程で必ず通る道なのかなと思います。

 

そこで先日の社内勉強会で伝えきれなかった事も含めて、

配色の考え方について書いていきたいと思います。

 

色選択の重要性

デザインチームの主なデザイン業務タスクとして

自動車業界のお客様のオリジナルホームページのデザイン制作

弊社サービス「デキテル」の新デザイン作成、及び 制作代行に伴う画像制作

を中心に行っています。

 

その中で発生する色の選択

会社の印象を決める重要なファクター

カラー1つで、会社の印象が大きく変わりますので、

色の選択はかなりシビアに行う必要があります。

 

会社のコンセプトとかけ離れた意図しない色を選択してしまうと、

エンドユーザーを困惑させることになり、

集客効果を著しく低下させてしまいます。

 

そのため、色選びは重要。

 

会社の企業理念やビジョンを表現した色を、コーポレートカラーと言い、

ここで選んだカラーを軸にして、さまざまな媒体に共通して適用させ統一感のある展開を行います。

 

ですので、

色選びは直感ではなく戦略的に行う

まずは、これを心に留めてもらえればと思います。

 

それでは、実際に色を選ぶ際のテクニックとなる

色が与える印象について書いていきたいと思います。

 

 

色が与える印象と、人が持つ深層心理

数年前に少し話題になりました、

ダイエットができるフリカケ という商品をご存じでしょうか?

 

フリカケの色味を鮮やかな青色にすることで

食欲が減退してダイエットできる、というアイデア商品で、

 

鮮やかな青色の食べ物を見て

脳が勝手に「まずそう…」と判断しているんですね。

 

これは、いわゆる心理学の問題

鮮やかな青色を認識して、脳が無意識化で

自然にはない人工的な色味で美味しくなさそう、と判断しています。

 

逆に、赤・オレンジ・黄などの暖色系は

美味しそうな色として脳が働きます。

 

このように

色の印象は心理学から考える事ができます。

 

色が与える印象については、詳しく書かれた記事がありましたので

リンクを紹介しておきます。ぜひ読んでみてください。

 

コーポレートカラーの決め方のコツ。色の心理的イメージと実例から考えよう

https://logostock.jp/corporate-color/

 

さらに色を細分化する

それでは青色を例に、

さらに詳しく掘り下げていきたいと思います。

 

青色の持つイメージを、先程紹介したページから抜粋します。

クール、知的、先進的、情報、論理的、真面目、信頼、スピード、冷静沈着、爽やか、水、空、地球…etc

 

青色1つでも色々なイメージが連想されていますね。

ですが、ここではさらに色を細分化して考えていきましょう。

 

青色の中でも、いくつかにカテゴリーを分ける事ができます。

ここでは、濃い青・薄い青・鮮やかな青・くすんだ青

4種にカテゴリー分けしていきます。

 

濃い青

知的、先進的、情報、論理的、信頼

 

薄い青

水、空、地球

 

鮮やかな青

先進的、スピード、爽やか

 

くすんだ青

真面目、冷静沈着

 

大まかに分けましたが、大体このようなイメージでしょうか?

カテゴリーを言語化すると下記のようになるのかなと思います。

 

濃い色:知的

薄い色:自然

鮮やかな色:アクティブ

くすんだ色:落ち着き

 

このように一言で青色といっても、明度や彩度によって与える印象が異なることがわかります。

 

論理的に色を選ぶ

このように、色を細分化し言語化することで、

色の選択肢を絞っていくことができます。

 

つまり、色選びは感覚ではなく、論理的に行える

ということですね。

 

論理的に考えることで、

色選びを、短い時間で正しく行う事ができます。

 

色を論理的に考えるトレーニング方法としては、

まずはプロが作ったデザインを見て、

なぜその色を使用しているのかを言語化するのがいいのかなと思います。

 

明確に言語化できれば、それが自分自身の引き出しになっていきます。

 

色選びは難しいですが、

身に付ければ必ず武器になりますし、制作物の品質も自然とあがります。

 

そのためにも、

色選びは論理的に考える

これを意識してデザインを制作していきましょう。

求人バナー

このページの上部へ戻る