同じ車屋さんのホームページ制作でも
中古車販売向けホームページと車検ホームページでは
作り方が大きく違ってきます。
作り方のポイントを外して作ってしまうと
効果が激減してしまいます。
下記にそれぞれのポイントをまとめてみました。
すべてを書くと極端に長くなるので
3つだけピックアップして文章で解説してみます。
ユーザーの流入経路
中古車販売のホームページの流入経路とは?
試しに「ボルボ 中古車」と検索してください。
gooやカーセンサーをはじめとした中古車ポータルサイトが上位に出てくるはずです。
中古車関連のいろいろなキーワードで検索しても中古車ポータルは必ず上位に出てきます。
そのため中古車販売のホームページでは
中古車ポータルサイトからのアクセスが中心になります。
自社で車販ページを立ち上げたとしても検索エンジン対策で
中古車ポータルより上位に表示させるには大きな費用(5~10万/月)が発生します。
自社ホームページ単体でのアクセスアップは難しいのが現状です。
ただ中古車ポータルで見つけたお店の「会社名」を
ヤフーやグーグルで検索する人は多くいます。
中古車ポータルでは掲載できる情報の形式が決まっており
「これだけでは、イマイチ分からないなぁ~、もっとこの会社の情報が欲しいなぁ」
というユーザーが中古車販売店を会社名で検索してきます。
そういったユーザーに「受け皿」として
会社の信用性やアフターサービスのアピールを行うことが
中古車販売HPの大きな役割と言えます。
そのため、gooやカーセンサーに払う費用を節約するために、
自社HPだけで集客しようとしてもうまく行っていないのが現状です。
車検のホームページの流入経路とは?
一方、車検に関しては中古車販売ほど強力なポータルサイトが存在しません。
ですのでホームページ単体でアクセスを集められなければ
効果を出すことは難しくなってきます。
車検や鈑金のサービス入庫は、ユーザーが直接来店できる範囲に限定されますので
基本的にはユーザーは「車検 市区町村名」で検索してHPにやってきます。
もちろん、
「車検 市区町村名 格安」
や
「車検 市区町村名 ボルボ」
などの3つめのキーワードを入力されることもあります。
ただ、3つの目のキーワードを入力されても
「車検 市区町村名」で上位に表示されるぐらいに
ホームページを「育てて」おけば
基本的に2ページ以内には表示されるようになります。
会社名での検索
中古車販売店を会社名で検索する人は多い?
上記のように中古車販売の場合、
gooやカーセンサーで会社名を知ったユーザーが検索してくることが多くなります。
ですので「会社名」で検索したときに上位に表示することは必須になってきます。
もし御社が「佐藤自動車」や「カースタイル」などと言った
ライバルの多い会社名の場合は、
gooやカーセンサーの登録屋号だけでも変更すると効果が上がりやすくなります。
例 「佐藤自動車 → 大阪佐藤自動車」
「カースタイル → カースタイル大阪」
車検を会社名で検索する人は多い?
先ほどと同じ理由ですが
車検には中古車ほど強力なポータルサイトが存在しません。
ユーザーは御社の会社名を知る手段を持っていないため、
会社名で検索してくるユーザーは少なくなります。
もちろん、ユーザーが職場の知り合いに
「どこか良い車検の工場ないかなぁ?」
と聞いて
「あぁ、僕は○○自動車でお願いしてるよ」と紹介された時に
会社名で検索することはありますが、総数としては多くありません。
「車検 市区町村名」で上位に表示できなければ
車検HPでの集客は難しくなります。
更新の労力
中古車販売のホームページで定番なのは
在庫車情報。
でも、経験者ならお分かり頂けると思いますが
在庫車情報の登録はとても大きな労力が必要な作業です。
中古車ホームページは「商品の入れ替え」が発生します。
最近では中古車ポータルサイトとの連携が出来るシステムもありますが
独自で在庫車システムを持つと
gooへの登録でしたことを、もう一度自社HP用に行うことになります。
写真をふんだんに使うと、撮影の時間も込みで1件の登録に
1時間~2時間は普通に掛かってしまいます。
月に100台売れるお店だと
100~200時間も必要になります。
このように中古車ホームページは「商品の入れ替え」の労力が大きくなってしまいます。
一方車検のホームページは
新規のお客様を対象に「車検」という
単一の商品をアピールするものですので
「商品の入れ替え」自体は必要ありません。
そのため中古車販売ホームページに比べて
更新の労力は少なくなります。
ただ完全に放っておくと検索順位が落ちてきたり、
効果が減少してきたり、などのマイナス要因が出てきます。
車検ページでも定期的にメンテナンスを行うことは必須になります。
このように
同じ車屋さんのホームページでも
どの商品を扱うかによって作り方や抑えるべきポイントは
大きく違ってきます。
そのため予算的に可能であれば
「中古車販売」と「車検」、
それぞれの商品に絞った専用のホームページを持つことが
成果を高めることにつながってきます。
サービスごとにホームページを分けていれば
それぞれの効果測定もやりやすくなりますので
予算組みもやりやすくなってきます。