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2022年5月20日

「社会人の勉強」の難しさ

はじめに

システムチームのTです。
働き始めて1か月が経ちました。
最初の1か月は、正社員として働くことに慣れず、
あたふたしているうちに過ぎてしまいました。
その1か月で痛切に感じたことがあります。
それはタイトルにある通り、
「社会人の勉強」の難しさです。

社会人として

「社会人の勉強」とかぎ括弧付きで書いたのは、
学生の勉強と差別化を図るためです。
自分はプログラマーとして働いているのですが、
働き始めた当初からの課題として、
正解を探してしまう癖があります。
プログラムの書き方には、唯一の正解はありません。
それなのに、正解がどこかにあるはずだと探し、
時間を無駄に使ってしまうことが多々あります。
このようなことをしてしているのは、自分がまだ、
学生の勉強の意識を持っているからです。
問題には明確に答えがあるという思考。
これに加え、スキルアップの時間を知識の予習・復習に
費やす、という行動。
これらは、学生の勉強の意識の表れです。
社会人として何かを学ぶ態度としては、間違っています。
なぜなら、社会人になって仕事をするなかで対処しなければならないことは
複雑で、不確定で、不明確だからです。
正解のないことに対して、責任を持って、正解を出すこと。
プログラムでいうなら、成果物を作り上げること。
そのための道筋は無数にあり、そのなかで、工夫をこらし、
正解を導く。
そこには、学校の勉強のように、決まった解法がありません。
自分は、プログラムの勉強は、メソッドを網羅し、暗記することだという
勘違いをしていました。
それは学生の勉強の意識、もっと言うと、テスト勉強の意識です。
仕事はテストではありません。
プログラムであれば、使い方がわからないメソッドは調べて、使い方を
知ってもいいわけです。
効率的にタスクに取り組むためのツールを使ってもいいわけです。

社会人の勉強とは

社会人の勉強とは何でしょうか。
知識を詰め込むことではないし、正解を暗記することでもありません。
自分の考えでは、正解を導くための材料を集めることが、
社会人の勉強だと思います。
不明確なことを明確にするための、思考材料の蓄積です。
ですから、知識をつけることだけでは、足りません。
例えば、仕事のやり方だったり、ものごとの考え方を学んだりすること
なども必要です。
これだけやっておけば間違いない、というものはないでしょう。
社会人としてのマナーだったりを学ぶのは間違いないことですが、
それ以外のことは、仕事の内容や自分が抱える問題によって変化します。
それゆえ、社会人の勉強はとても難しい。
ですが、問題の存在を認め、自分で扱えるくらいまで細分化することで
何を勉強すればよいかが見えてくると思います。
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