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2022年5月27日

前回の続き 二極化について

こんにちは。
総務のSです。
 

“二極化”
または“二値思考”、“二分法思考”

最近こういった言葉を見かけました。

善悪。正誤。敵味方。勝ち負け。ゼロか1か。など
極端にどちらかしか選択肢がない考え方です。
 

もともとの性格的なものでもありますが、
仕事をする上でこのような
白黒はっきりさせないと気がすまない、グレーゾーンの存在を許せない、という性格や考えは

・意見の食い違いがあった際に自分が勝つために相手を否定する
・または自分が否定されたような気になる
・キレやすい
・他人のせいにしてしまう
など、真面目な一方で厄介になってしまうことがあります。
 

前回のブログで挙げた「自分が悪い」もですが、
二極化された答えは表面的であまり意味が無いのです。
 

また、特に不明確な新しい仕事や、学び始めの物事など
知識や技量が追いつかない時ほど二極論に陥りがちですが、

本当に解ってくると今までの理解が間違っていたことに気づき、
最終的に正しい理解に至るという道のりがあります。

これを後述する「ダニング=クルーガー効果」と呼ぶそうで、
おもしろいなと納得できたのでご紹介します。

ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果とは、
能力の低い人は他人の能力を認識できず、自分の能力を過大評価する、
という認知バイアスについての仮説です。

習慣・経験・先入観などが作用して
実際の評価と乖離した「錯覚」を起こしている状態。
能力が低い人の内的な錯覚と、能力の高い人の外的な錯覚の結果として生じます。

自分が分かっていないことを
分かっていない ということですね。
 

①少しだけ知識を付けると人より上に立っていると過大評価してしまうが、
②だんだん「自分は何も分かってなかった。」と一度落ち込み、正しい自己評価が出来る。
③その後本当に能力が高くなると本当の自信を手に入れる。
 

①のフェーズで白黒や勝ち負けだけで判断し
成功の蓄積や失敗の反省ができないまま満足していないか、

「善悪」「できるできない」以外の
「自分には分からない」という選択肢に気付いて認められているか、

定期的に振り返ろうと思います。

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