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2021年10月15日

未経験デザイナーの課題について

こんにちは。
デザインチームのUです。

シナジーデザインでは、未経験で入ったメンバーに
成長するための課題を設けています。

入社するときに、
決められた期間これだけの課題をします
という約束をするんですね。

未経験の場合は
最初のうちは何もできないので
1日でも早く会社に貢献できるよう、成長が急務になります。

今回、デザインの基礎を身に着けるための
課題について書いていきたいと思います。

デザイナーの課題内容

シナジーデザインで設けている課題内容は、
デザインのトレース
元デザインを用意し1pxのズレもなく再現していきます。

時間はおよそ計30分程で設定し

・元デザインを再現したトレース
・トレースしたデザインのアレンジ

を行います。

最初は簡単なボタンやバナーからはじめ

ウェブサイトのブロックや
メインイメージ
サイト全体のトレースや
チラシなど、別の媒体も良いでしょう。

最初の内は直感的にでもいいので、
いいと思ったものをトレースしていきましょう。

ただ、単純にトレースをすればいいというわけではなく
作業としてトレースをしても身に付いていかないです。

初期の内は作業的トレースでもソフトを使用する技術は身に付きますが、
一定レベルを超えると頭打ちになるんですね。

それでは、
引出しを増やすためのトレースの方法とはなんでしょうか?

次の項目で、トレースの方法について書いていきます。

身につくトレースの方法

まずは、
トレースをする際の注意点として、

元デザインを背景に置いて、上からなぞっていく方法はダメです。
必ず、横に置いて見比べながら作る必要があります。

デザインをなぞって行うトレースは、
何も考えずとも作れてしまう作業になるので、
制作の中で気付きも発生しづらく、自身で仕上げきるスキルが身に付きません。

大切なのは、
考えながらトレースをすること。

・なぜこのレイアウトなんだろう
・なぜこのフォント使っているんだろう
・なぜこのカラーをつかっているんだろう

・・・など、「なぜ」を積み重ねながら作って行きます。

ここで鍛えられるのは、

気付きの力

考える力
です。

疑問をある程度書き出したら
疑問に対する答えを考えます。

この時、答えがわからなくても
必ず、自分なりの答えを絞り出すことが重要です。
わからなければ上司に聞いてみるのもいいでしょう。

答えを出して言語化することで
自身で制作する際の引き出しとなります。

デザインを言語化する

デザイナーは、
自分の作るデザインをすべて説明できる必要があります。

デザインはすべて意味があって
理論を積み上げてできているからです。

トレースで重要なのは、
なぜそのようにデザインされているのかを考えて言語化すること。

言語化できていれば、
デザインで問題を解決する際に
問題に応じた適切なデザインを引き出すことができますよね。

私はセンスがない…という人もいますが、
デザインは知識。
センスがないのではなく、
勉強不足と認識すべきです。

継続は力。

コツコツとトレースの課題をこなしているメンバーが
しっかりと成長していてとてもうれしいです。

しっかりと考えてトレースを続ければ、必ず身についていきますので、
がんばって成長していきましょう。

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