こんにちは
シナジーデザイン プログラマー/マネージャーのAです。
部下のよく言う「スキル」という言葉について
個人的な考えを書きます。
個人的になので、
会社の意図に反した場合、撤回します。
スキルとは、2つの知識量の掛け算
「スキル = どこでも使える知識量 × 社内で使える知識量」
だと思っています。
「どこでも使える知識」は
・プログラミング言語の関数
・データベースの仕組み
とか。
「社内で使える知識」は
・サービスのコンセプト、仕様
・会社の関心事、雰囲気
などです。
スキル = どこでも使える知識量 × 社内で使える知識量
たとえば
それぞれ、5点満点だとして
「どこでも使える知識量」 が 2点
「社内で使える知識量」 が 3点 なら
2x3=6点 といった感じ。
5点満点なので、最大で25点満点。
そのうちの6点ですからね。足りない。
安定して上手く仕事をするなら
「12点」は必要だと思います。
「3x4=12」とか「4x4=16」とか。
どちらも「3点」では届かない。
「普通」にやっても、上手くいかない、と思っています。
転職すると、一旦、スキルは「0」点になる。
転職した場合、
「社内で使える知識量」 が 一旦「0」になります。
「0」になにかけても「0」。
だから、スキルは一旦「0」点になります。
そう考えると
転職のハードルが下がって、
転職する人の数が増えることは、
業界全体のスキルを低下させるんでは? と思ってます。
「社内で使える知識量」を増やす方がラク
「社内で使える知識量」には、限界があります。
だから、比較的、増やすのがラクです。
スキルというと
「PHPの◯◯」とか「MySQLの△△」とか の話が良く出ますが
キリがないです。
手っ取り早く仕事出来るようになるなら
「社内で使える知識量」を 増やした方がラクです。
例えば
・サービスのコードを日常的に読む
・他のチームがどういう改修をしているのか知る
・ログビューワーのメモを定期的に読む
などすれば、
「社内で使える知識量」を増やすいい機会になると思います。
過去、
自分はリモートワークに強い憧れがありました。
今の仕事に就いた理由の1つですが、
試せる環境になった途端、抵抗を感じました。
それは
社内で得られる知識量が減って、
自分のスキルダウンにつながる と察知したから
と言えるのかなと思います。