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スタッフブログ

2022年10月26日

新デザインの作成 コンセプトワークについて

こんにちは。

デザインチームのUです。

 

デザインチームでは現在、

自社サービス「デキテル」の

2023年度新デザインを制作しています。

 

デキテルでは、毎年コツコツとデザインの数を増やしており、

現在、ご利用いただけるデザインは140以上。

 

デキテルをご契約いただいているお客様、

さらには、これからお試しいただく新しいお客様に、

よりご満足いただける最新のデザインを利用していただけるよう

誠心誠意、心を込めて制作しています。

 

そんな重要なデザインだからこそ、

制作は非常にむずかしい。

 

デザインチームのメンバーも

四苦八苦しながら新しいデザインを産み出しています。

 

そこで、

新デザインの制作に苦心しているメンバーに向けて

コンセプトの考え方について書いていきたいと思います。

 

コンセプトをひねり出すのは大変

デザインにおいて何より重要なものは

コンセプト。

 

このコンセプトをきちんと掘り下げないまま

表面上の方向性だけで制作すると、

全体の構造に統一性のない

ブレにブレたデザインが作られてしまいます。

 

所謂、破綻した状態になります。

 

コンセプトを産み出すのは大変な作業。

普段からデザインをしっかりとインプットしていないと、

持っている情報が少ないので、中々ひねり出すことができません。

 

そう、

コンセプトはひねり出す必要があります。

 

上司が簡単にコンセプトを決めているように見えても

実は

普段から仕入れているデザインの情報から

考えて、考えて、考えて、

ひねり出しているんですね。

 

この工程をコンセプトワークと呼んでおり

非常にエネルギーの必要なフェーズです。

 

ここで手を抜いてしまうと、

制作段階で迷いが生じて、デザインをこねくり回すことになり、

制作にたてている予算の2倍、3倍と膨らんでいきます。

 

まずは、コンセプトワークの段階で

しっかりと固めきる。

それを重要視してください。

 

 

コンセプトワーク

今しがた、コンセプトワークは重要

とお伝えしましたが、

特に経験が浅いうちはこのコンセプトの作成で

壁にぶつかることが非常に多いです。

 

そこでコンセプトを産み出すための思考法

を考えていきたいと思います。

 

今回、代表がチームメンバーに指導していただいた内容

わかりやすかったので、

共有の意味も込めて例として書いていきます。

 

コンセプトワークの例

メンバーの考えたテーマが「ヴィンテージ」

ここにデキテルの「自動車」の要素が前提として入ってきます。

 

上記のテーマを元に

代表がディスカッション形式で

コンセプトを出されていきました。

 

ここでのポイントは、上司が代わりに考えるのではなく

担当する部下に考えさせる、という事です。

 

今回、引き出されていく経過が複雑なため、

代表の話を、理解しやすいように

5W1Hのフレームワークに当てはめて考えました。

 

5W1Hは、

 

When(いつ?)
Where(どこで?)
Who(誰が?)
What(何を?)
Why(なぜ?)
How(どうやって?)

 

の5つからなる質問ですね。

そこで、先程の「ヴィンテージ」と「自動車」というテーマを元に

1つ1つテーマを分解するように、5W1Hに当てはめていきます。

 

When(いつ?):1900年代前半

Where(どこで?);ヨーロッパ

Who(誰が?):一般大衆

What(何を?):車(T型フォード)

Why(なぜ?):流行品の宣伝

How(どうやって?):新聞を使って

 

時代から考察し

自動車の黎明期に流行った車から連想。

ここから「自動車の年表」というコンセプトを設定し、

テーマを最大限生かしたコンセプトが作り上げられました。

 

最初に楽をしない

以上のように、「ヴィンテージ」と「自動車」だけでは

広範囲でまとまりのない要素を明確化しています。

 

コンセプトワークで重要なのは、

情報を整理すること。

 

この部分を放置して先に進めると、

必ずと言っていいほど失敗します。

 

まずはコンセプトを固めきる。

この事を忘れずに、制作に臨みましょう。

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