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代表ブログ

2019年12月23日

「プロ」インターンの彼の指導を間違えていた話

現在、シナジーデザインには
インターン歴がもうすぐ2年の
「プロ」インターンがいます。

全くの未経験で
正社員希望で来たので、
そのままでは採用は出来ない、と断ったところ、
インターンで無給でもいいので
何とか、会社の一員にしてもらえないか、
と粘られたので
インターンなら来てもいいよ
ということでインターンとして来てもらうことになりました。
(交通費は全額払っています)

ただし、
インターン期間中は対価を払わないので、
業務に関係することはさせずに、課題を出して作業
をさせました。
(業務を依頼するときは時給を払っています。)

その時に提出した制作実績がこんな感じです。

なかなかのクオリティですね。

そこから半年間の間、週に2回、4時間ずつインターンとして来るようになりました。

主にバナーのトレースをさせたのですが、100個のトレースを超えたあたりからデザイン力が付き、これなら業務を振れるかな、と考えアルバイトに格上げしました。

でもこれが間違いでした。

アルバイトになってからも、
インターンの時の気持ちが変わらずに、
完全に自分のペースで
納期とかは完全に無視。

そしてクオリティもこちらの指示を無視、
自分の基準でクオリティを決めて、
仕事としては使えないものをアウトプットとして提出、
というアマチュアの仕事をすることになりました。

さらに悪いのは
インターンの時は給料を払っていない、
ということで遅刻や当日の休みを容認していたことです。

それが習慣となってしまい、
アルバイトになってからも同じように遅刻はするわ、
当日の休みは平気で伝えてくる、
という状態だったので、このままでは良くない、ということで話し合いの結果、半年後にインターンに戻しました。

それがちょうど、インターンを開始してから1年後、2019年 今年の4月でした。

ただし、その時に条件を出して、それがクリアできれば正社員で採用すると伝えました。

それは、
1ヶ月間、毎日、家でバナーのトレースを行って提出する
というものでした。

未経験でWEBデザイナーになるということは
成長することを約束して入社しているのと同じことです。

だって成長しない未経験の人は採用する意味がないので、絶対に採用しないですもんね。
デザイナーとして、成長するには「手を動かす」必要があります。

デザイナーとしての仕事をするには「引き出し」を一定数以上、持っている必要があります。

引き出しが無ければデザイン仕事は出来ません。

引き出しを増やすため、
そして入社後にも独学でスキルアップする姿勢を学ぶため、
最後に遅刻を無くすために、自分で自習をし、バナーを提出することを課題として出しました。

かなりブラック臭が漂うように感じるかもしれませんが、お金をもらって仕事をしている間にスキルアップの練習をするわけにはいきません。
プロ学生ではないんですから。
アウトプットを出すために会社はお金を払っているんですもんね。

なので、未経験で入社したら、スキルアップするために自分の時間を投資する必要があります。

会社は未経験の人にお金を投資しているので、それで初めてトントンになります。

ってことで、
1ヶ月間 課題を出して、彼はめでたく正社員になりました、

とはならず
入社してから1年半以上がたった今もインターンとして週に2回会社に来ています。

なぜなら、
課題を提出しないんですね。

「今日は出来ませんでした」
「寝てしまって出せません」
みたいな日が続きました。

それが2ヶ月以上続きました。

なぜできないかを聞いてみたら
生活のためのアルバイトをしていて、そのアルバイトが終わるのが夕方、肉体労働なので疲れて、ゆっくりしてから作業をすると、作業を開始するのが夜22時ごろになる、

なので疲れて集中できない、という理由が返ってきました。

回復のために、時間をおいて作業をしているはずなのに、何で出来ないんだ?と思ったりもしましたが、確かに肉体労働で働いた後に作業をするのは厳しい、ということで、

それなら、夜は早く寝て、次の日に早く起きて、作業をすればいいんじゃないか?という話になりました。

どうせ、入社してからも自習の時間を確保する必要があって、残業がないとはいえ、夜はなかなかできない。
それならば、いっそ朝起きて作業

これが間違いのもと、
とにかく朝、起きない。

毎朝、寝過ごしました、すいません、
と報告が来ます。

いや、別に朝起きる必要は無いんです。
別にスキルさえつけてくれば正社員採用します。

でも、スキルが無い人は採用できない。未経験の人を採用するなら、スキルが身に付いていく人だ、という未来を見せてもらえなきゃ、そこに投資できないんですね。

彼の場合は、人間的にも可愛らしいし、
憎めないところがあるんで
何とか頑張って欲しい、そう思ってはいましたが、なかなか起きれない。

朝、頑張って起きるなり、仕事が終わってからの作業でもいいので1ヶ月間、バナーのトレースをすれば正社員になれるのに、それが出来ない。

それが出来なければ、採用しても
遅刻について怒り、
遅延について怒り、
スキルが延びないことについて怒っている自分が目に見えるので、採用していません。

4月にこの企画がスタートして今が12月、課題の提出が安定してできていないので彼はまだインターンのままです。

でも、この12月も終わりになって、だいぶ改善してきました。

それは
起きる
という行動を目的にするのではなく、
アウトプットを明確に定めて、
それを提出することに責任を持たせたことです。

今までは
起きる
という行動が目的だったのでうまく行かなかったんですね。

行動を目的にしてしまうと
行動に意味を付ける必要が出てきます。

でも、行動なんて意味がありません。
朝起きることなんて本質的には意味がない。

行動を目的にするのではなく、アウトプットを目的にすることで彼は起きれるようになりました

書いてみると当たり前のことかもしれませんが、
特にインターンや未経験の間は
行動
を目的にしてしまいます。

しっかり報告をする
とか
しっかり見積もりをする
みたいな感じですね。

でも行動を目的にしたら続きません。

考え方

行動

結果

なのに行動だけを目的にしても、続きません。

自分が間違っていたのは
行動を目的にした指導をしたことです。

未経験の人は
アウトプットが出せないのでどうしても正しい行動をさせよう、と行動を指導してしまうんですよね。

でも、それをすると
正しい行動
をすることが目的になってしまう。

厳しく感じるかもしれませんが、
結果
にこだわる指導を最初からするべきでした。

プロセスに焦点を当ててはいけない、という識学の教えを痛感しました。

今後はインターンでもアルバイトでも未経験の入社でも行動を目的にするのではなく、結果、アウトプットを目的に設定し、責任を与える指導を行っていこう、と思った次第です。

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