老害をネットで調べると
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とありますが、自分の年齢が50歳を超えてきて
気を抜くと老害になってしまうんじゃないかと注意しています。
老害は時代遅れな情報に基づく誤った判断を
年齢や役職や年貢による立場で誤利用されてしまうことなのかなと思っています。
時代遅れになるのは
歴史は連続していて、前後の文脈を理解しなければ、正しく現在起きていることを把握できない。
若者文化についていけないおじさんや老人というのは
情報の収集をやめてしまって、情報の連続性が自分の中で途絶えてしまった人、という認識です。
感性が若い、というのは、その人の中にある感性という臓器がフレッシュな状態に保てているということではなく、
連続した情報を入れ続けているので、現在起きていることの「文脈」が分かるということなのかなと思います。
同じ世代の人同士で話せば説明が不要なことも、そこにおじさんが入ってくれば、これはこういう流れがあって、今こういうことになっていますみたいな説明をしないといけない。
それで多くの場合その情報だけでは前後の文脈が補えないので、
おじさんは何度も質問してきて、やっぱりおじさんは頭が固いみたいな状態になるわけです。
話を戻すと
老害っていうのは時代遅れな情報に基づいた誤った判断を、立場を利用してごり押しして周りに影響を及ぼすこと。
だと思うので、情報をアップデートし続ければ老害にならなくて済むのかなとも思います。
こういった変な自信が老害そのものかもしれませんが…
若い害
一方で、老害があるとすれば、若い害つまり若害みたいなものもあるのかなと思います。
老害が時代遅れな情報に基づいて誤った判断を立場のパワーで誤利用することで、周りに影響を与えることだとすれば、
若い害はその反対、
つまり流行りの情報に乗って誤った判断を
立場がないことで、後先考えずに行動し、周りに悪影響を与えること
なのかなと思います。
経験や裏打ちがない状態で根拠のない自信から
間違った判断にも関わらず行動し、失敗をして年上の上司や先輩に後始末をしてもらうこと。
みたいなのは若害なのかなと思います。
どちらも共通するのは誤った判断を了承すること。
つまり不足している情報があるにも関わらず、全てが分かったような気持ちになって先に進めることという意味では共通しています。
どちらの立場の人も、情報の収集をすることで、老害も若害も防げるのかなと思います。
ちょうどいいバランスを保ちながら業務を進めていくことが必要だと思います。
一方で、
若手エンジニアがうまくいかなかったときに、
予想しなかった問題が発生したみたいなことを反省としてあげてくることが多いのですが、
彼は1年たっても2年たっても同じことを言ってます。
予想しなかった問題を放置しているので、ずっと予想できないわけですね。
これも若害の1つなのかなと思います。
問題が起きてもそれを放置していればずっと
予想しなかった問題なわけです。
若い人は、無理して予想しないと
起きてくる問題について想像ができませんが、
おじさんになってくると自然と問題が浮かび上がってきます。
でも逆にそれによって行動ができなくなる。
失敗が怖いから動けなくなるわけですね。
自然と問題が浮かび上がってくるけど、若者特有のポジティブなエネルギーでそれらの問題に立ち向かっていく。
そういうのが一番理想だと思います。
やっぱり若い人は、歳をとった人の問題を解く能力をリスペクトし、それを取り入れようとする
つまりおじさんに憧れて行動すべきだと思うし、
おじさんは代わりに若い人のエネルギーや前向きさ、ポジティブさをリスペクトし、若い人に憧れて行動していくのが一番正しい姿のような気がします。
若作りや若返りとはそういうことではなく、
ビジネスの世界で生きていくのであれば、様々な情報を取り入れて、情報の連続性の中に身を置きながら
正しい判断をし続けられるように維持していくことが必要なのかなと思います。
そのためには、体力や脳のエネルギーが必要なので、止まらずに動き続けて、
いつか世の中に置いていかれるその日を、できるだけ先延ばしにしていきたいと思います。
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