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代表ブログ

2018年1月19日

残業ゼロを目指します。


今年の
働き方改革、の大きな目玉として
残業の撤廃
を考えています。

実は昨年の11月に残業をなくすかどうかについて、
メンバーとの真剣なミーティングを実施したのですが、
・時間を短くするとプレッシャーが強くなり過ぎる
・自宅での作業等が増えてしまう
・タイミングが早すぎる
という理由で反対の意見が強く出てきました。
メンバーからの強い反対を押し切って働き方改革を進めるのも違うと考え、そのタイミングでの残業ゼロは見送りました。

その代わりに水曜日は残業を一切禁止にし、2月からは金曜日も残業禁止にします。このように段階的にノー残業デーを増やしていき、最終的に全ての日を残業禁止にする方針です。状況を見ながらですが、最速で4月に実現したいと思っています。

ただ、この制作業界で残業をゼロにするのは結構難しいチャレンジです。求人募集を見ていても未だに多くの会社で残業の撤廃は出来ていません。

納期は絶対

昔からWEB制作業界は残業や徹夜が当たり前の業界でした。

飲み会などで職業を聞かれ
「ウェブ制作をしています」
と答えた時に、多くの人から
「残業とか大変ですよね」
と言われるほど、この業界には残業や徹夜はつきものと言う考えが浸透しています。

なぜ残業がつきものの業界なんでしょうか?
それは、
僕らWEB制作の仕事を簡単に言うと
決められた期限までに
求められたクオリティ
の制作物を作ることだから、です。

この決められた期限、が納期です。

納期を守れないと報酬がもらえないこともあるくらい、納期は絶対です。

残業はもちろん、徹夜をしてでも納期に間に合わせることが求められてきました。
実際に納期前になると多くの会社で残業が発生しています。

元々プログラマ―だった
ホリエモンこと堀江貴文さんも
優秀なプログラマーの条件とは?
という質問に
納期を守ること
とシンプルに答えているほど制作会社にとって納期を守ること最も重要な責任となります。

ただ、納期を守ることは簡単なことではありません。

納期を守るためには
・制作物のすべての作業を洗い出した上で
・正確に時間を予測し、
・スケジュール通りに実行する
と言う高度な見積り実行スキルが求められます。

余裕を持って見積もりをすれば予算が大きくなりすぎて、クライアント様から仕事をもらうことができませんし、反対に予算を抑えるために予測時間を短くすれば、スケジュール通りに実行できずに作業に遅れが生じてきます。

これまでの制作業界では
受注を取るために少し無理めなスケジュールで仕事を受注し、
遅れが出たら残業や休日出勤、徹夜で吸収する、という流れが一般的でした。

これが徹夜や休日出勤につながり、最悪の場合、デスマーチ(死の行進)と呼ばれる状態になりクリエイターが疲弊して潰れてしまう事態になっていました。プログラマー35歳定年説もこのような過酷な現場環境から生まれてきた概念です。

ただ、クリエイターが不足している今の状況では作業の遅れをクリエイターの責任に押し付けて何とか押し切る、ということが出来なくなってきました。
また、楽しんで働く、という時代の流れにもあっていないため、そのような会社にはクリエイターが集まらなくなっています。

残業無しで納期を守るにはどうすればいいか?

メチャメチャ難しい課題なので、これが正解、というのは正直はっきりとは見えてはいないです。

ただ人は環境に適応する生き物なので、まず残業を撤廃し、作業効率を上げざるを得ない環境にして、知恵が出てくることを期待したいと思っています。

ちょっと大変ですが、
しっかりと知恵を絞って解決策を見つけたいと思っています。
みんなが楽しく働く会社にするためには
残業をなくすことが絶対に必要、
と思っていますので何とかして実現したいと思っています。

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