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2022年10月18日

「しょうがない」を徹底的になくしていく

こんにちは、システムチームのKです。

 

突然ですが、僕は考えることが苦手です。

 

正確には、深くまで考えることが苦手です。

 

長時間考えられるほどの忍耐力もなければ、

短時間で掘り下げられるほど頭の回転力もありません。

 

だからよく、「考えが浅い」と指摘されることがあります。

 

ただ、手を動かすスピードだけは速いので、

作業的な仕事は得意でした。

 

しかし作業的な仕事は

答えが見えている仕事なので難易度が低く(例:仕様が出来上がっているプログラムを実装する)

今サブマネージャの自分がやるべき仕事ではなくなりました。

 

今自分がやる仕事は、

苦手な、考える仕事がメインになり、

その筆頭が、「上司として部下を管理、育成する仕事」です。

 

 

考えることが苦手な自分は、

上司になっても、自分の仕事の仕方を変えずにいた結果、

問題が発生しました。

 

 

その問題の原因となった考え方が、

「しょうがない」と思いながら仕事をすることです。

 

 

不思議なことに、

指摘されるまでそれが間違っていると気づきませんでした。

 

仕事とか大人ってそういうものだと。

「しょうがない」と思いつつも我慢して仕事をすることだと。

 

しかし、これは自分がフリーターの時代に身についた仕事の仕方で、

例えば、スーパーのアルバイト店員だと、

会社の方針や上司の決定には意見しづらく、

面倒なことを押し付けられた、

現場の気持ちわかってないなぁ、

でも「しょうがない」からやるしかない。

 

実際には、会社の方針や上司の決定には意義があるはずです。

でもそれがわからないから、「しょうがない」と思うしかない。

 

全てのスーパーがそうとは思いませんが、

多くの人が経験をしたことがあると思います。

 

だから普通なんだと。

 

ですが、

「しょうがない」はストレスの原因になります。

 

ストレスが勝手に消滅することはないので、

しょうがないを繰り返すことは、

解消されないストレスをひたすら溜めていくことになります。

 

 

さて、そんな仕事の仕方をしている自分が、

上司になりました。

 

 

気づかされたことは

あぁ、「今の自分は、フリーター時代に見た面倒を押し付けてくる上司そのものだ」と。

 

「しょうがないやろ、仕事なんだから」

 

を部下に押し付け、

 

「しょうがない」

 

の考え方を浸透させている。

 

 

スーパーのアルバイトをしている時と同じ、

その仕事をする意義もわからないまま、

ストレスをためながら仕事をする悪循環を生みだしている。

 

 

上司と部下では、基本的に部下の方がストレスに弱い。

自分の感覚ではこれくらい大丈夫でしょ、と思っていることでも、

その感覚以上のストレスを負っている。

 

 

だから上司となった今、絶対に部下に「しょうがない」なんで

感じさせてはいけない。

 

 

「しょうがない」で終えるのではなく、

なぜその仕事をするか、明確に意義を伝えること。

 

 

懇切丁寧に伝えていると、

お勉強みたいになり、今度はちゃんと育成できない問題が発生するので

部下自身で考えて出させる必要はありますが、

間違っていたり、ちゃんと理解していなければそれを正す義務が上司にはあります。

 

自分はそれをやっていなかった。

 

目の前の実装をどうするかという、手法ベースのサポートばかり行っていたために

やらされ感を植え付けてしまい、

達成感を少なくしてしまった。

 

社内ツールのタスクシートには、

why(なぜその仕事をするのか)を書く欄があります。

 

 

ただ、ここ最近はずっと、書く内容が固定化されたり、

チェックも甘くなっていました。

 

 

会社から仕組みを用意していただいているのに、

自分がそれを緩くしては元も子もありません。

 

 

やる意義がはっきりとわかっている仕事を納期までに達成したときに

達成感をもっとも感じることができる。

 

上司として自分が今できるようにならないといけないことは

部下をその状態にさせることです。

 

まとめ

自分は、「しょうがない」と思いつつも我慢して仕事をすることは普通だと思っていました。

 

その考え方は自分の部下にも伝播し、我慢しながら仕事をする悪い文化が出来ていました。

 

なぜ、その仕事をするのかわからないのに、ポジティブに取り組むことはできません。

そして経験の少ない部下は自分だけでは意義を明確にできません。

 

そのために上司がいて、上司は意義を明確に伝える責任があります。

 

 

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