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2016年7月27日

クルマ業界の変化!?利用者急増中のカーシェア業界を知る②

引き続きカーシェア業界についてブログを書きたいと思います。

2大カーシェアサービスを数字で比較

カーシェアサービスはいくつかありますが、

今回は、2大カーシェアサービスとして存在する、
「タイムズカーシェア」と「オリックスカーシェア」
のステーション数、車両台数、会員数を比較したいと思います。

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(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団調べ)

上の表を見ると、ここ3年のタイムズカーシェアの各数値の伸び率が著しいです。

このグラフを見ると、ステーション数、車両台数に比例して
会員数が伸びていることがわかります。

3年間でステーション数を1.5倍以上に増加させている
タイムズカーシェアは会員数も2倍以上になっています。

一方、オリックスカーシェアはステーション数はほとんど増加しておらず、
会員数も徐々に増えているだけにとどまっています。

この差について少し調べて見ることにします。

料金プランでユーザー層に差?

次は、タイムズカーシェアとオリックスカーシェアの
料金プランについて見てみましょう。

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さて、上の表を見ると、2社の料金プランには明確な違いが有ります。

それは、
タイムズカーシェアは「短時間の利用がお得」、
オリックスカーシェアは「長時間の利用でお得」
という点です。

どちらも長所と短所を有していながら、
会員数の伸びには差がでています。

ステーションの増加ペースも一因ではありますが、
長時間借りるよりも、短時間だけ借りたい
と考えるユーザが多いというのも理由の一つではないでしょうか。

商圏エリアにも大きな差が!

タイムスカーシェアとオリックスカーシェアの
ステーション数には大きな差があることは、
既にお伝えしましたが、

その商圏エリアにも大きな差がありました。

タイムスカーシェア
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オリックスカーシェア
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2つの画像を見れば、ステーションの存在するエリアに
大きな差があることがわかります。

タイムスカーシェアが全国的に展開しているのに対して、
オリックスカーシェアは都市部にステーションを集中させています。

このことから、東北や四国、中国、九州地方は
タイムスカーシェアが独占状態であることが伺えます。

カーシェアで他のサービスもお得に!

ユーザがカーシェアサービスを利用する目的は、
どこか行きたいところがあるからでしょう。

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タイムズカーシェアやオリックスカーシェアは会員証の提示で
様々な優待が受けられるサービスを提供しています。

例)レジャー施設の入場料割引、提携ホテルの宿泊料割引、etc…

車をレンタルするだけでなく、
レンタルの用途に合わせて、お得なサービスを受けられるような
仕組みがあれば、それだけで集客力を上げることが出来ると考えられます。

続いて、個人間カーシェアサービスについてご紹介します。

車を借りる側だけでなく貸す側にもなれる

第1回の記事で紹介した、

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Anyca(エニカ)

登録台数:900台以上(2016年3月)
総レンタル時間:43200時間以上(2015年12月)

特徴:オーナー(貸し手)を対象としたイベントが多く行われている。
もっとうまく車をシェアするための工夫や、運営スタッフの話などを聞ける場を多く提供している。
法人の登録はできない。

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CaFoRe(カフォレ)

登録台数:1200台以上(2016年3月)
特徴:法人でも登録できる。つまり中古車販売やレンタカーの会社でも利用できる。

これら個人間カーシェアが、通常のカーシェアと違う点として、

「車を貸す側になれる」

という点があります。

・車を持っているけど、使っていない時間が多くてもったいない。
・維持費がかかるので、少しでも負担を減らしたい。

このような悩みを持っている方が、貸す側に回ることで、
個人間でカーシェアを成立することができます。

Anycaを例に上げると、だいたい月平均で25,000円程稼げるようです。

肝心の料金システムはどうなってるの?

料金システムは、3社とも貸し手側が決定します。

貸出す時間と料金を掲載して、借り手がこれらを見て
借りたい車を選びます。

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例)12時間 7,800円、 24時間 12,000円

借り手は、より安く条件にあった車を探すことができます。

あまりに短時間しか乗らないのであれば、お得感はありませんが、
長時間乗るのであれば、通常のカーシェアよりも
かなりコストを押さえることが出来るでしょう。

こだわりを持って車を借りることが出来る

個人間カーシェアの大きなメリットとして、
通常のレンタカーでは、借りれないような車種をレンタル出来る
という点があります。

個人が所有している車を貸し出しているので、
同じ車種でも、違うカスタマイズが施されていたり、
レンタル用途の許容範囲も貸し手によって様々です。

例)スマホ充電可、ペット同乗可、サーキット使用可、etc…

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普通ならペットと一緒に乗れるレンタカーなんてめったにありませんよね…

安心して車を借りれるように…ユーザー評価制度

個人間で貸し借りするので、お互い相手がどんな人なのか
事前に把握しておきたいと思います。

個人間カーシェアでは、使用後に貸し手、借り手ともに
相手を評価するレビューを投稿します。

これにより、
「この人なら借りても安心」
「この人に大切な車を貸しても安心」
という情報を与えることができるので、

安心してサービスを利用することができます。

2回に渡ってカーシェア業界についてブログを書きました

車を借りるといえば、レンタカー

これまではそんなイメージしかありませんでしたが、
カーシェアというサービスがここ数年でものすごい勢いで定着してきました。

自家用車よりも、移動手段として使いたい時に使える車の需要が
今後もどんどん高まっていくのでは無いでしょうか

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