「車販」と「車検」の商圏エリアはどっちが広い?
車販は商圏エリアが車検や点検整備より広い為、
商圏エリアが広い車販をきっかけとした、
トータルカーライフの提案による顧客獲得のマーケティングプランが考えられます。
という、
突然の前置きとなりましたが、
最近新聞などでも取り上げられる、
ディーラーの一環した顧客獲得施策(トータルカーライフの提案)などは、
まさにこの「車販 → 車検」の仕組みをしっかり実践されている事例です。
何が言いたいかといいますと、
商圏エリアがある程度決まっているビジネス(ローカルビジネス)の場合、
インターネットからの集客を考える際も、
商圏エリアを意識したマーケティング施策を行う必要があるということです。
(社販は陸送などで全国展開できるので少し例外にはなります)
例えば、
車検を出すために車で3時間離れた整備工場に出向く。
なんてことは考えにくいですよね?
もちろん人口規模などにより、
商圏エリアの広さは多少異なるでしょうが、
整備や車検などは、車販に比べてよりローカルビジネス色が強い業態であることが言えると思います。
WEB集客に取り組むにはGoogle対策が必須?
突然ですが日本の場合、
最もユーザーに利用されている検索エンジンは何かご存知でしょうか?
上記のグラフは、
PCで検索する場合の検索エンジン利用頻度の比率を表したグラフです。
最も利用されているのがGoogleで、
約6割の方がGoogleを利用して検索されています。
そして続く2位がYahooで約3割の方が利用しています。
次に、
モバイルとタブレットで検索する場合の検索エンジン利用頻度の比率ですが、
こちらもトップはGoogleで約5〜6割のシェアを誇っています。
2位はモバイルでもYahooとなり約3〜4割の方が利用されています。
何を伝えたいかといいますと、
約6割の方が検索する際にGoogleを利用していて、
インターネット集客を考える上でGoogleが与える影響が非常に大きいということです。
SEOに関して言えば、
Yahooは検索エンジンのアルゴリズム(エンジンの部分)に、Googleと同じものを採用しています。
ということは、
Googleを意識したSEO対策を行えば、
Yahooでもある程度上位表示が狙えるということになり、約9割の方が利用する検索エンジン対策になるということが言えます。
(厳密にいうと、Yahoo独自のフィルターをさらにかけているので多少異なります)
ローカルビジネスはGoogleマイビジネスの活用が効果的?
ローカルビジネスの場合のWEBマーケティングでは、商圏エリア内の見込顧客に向けた効果的な施策が必要となります。
そこで今回、
Google提供のサービスである「Googleマイビジネス」をご紹介したいと思います。
Googleマイビジネスとは、
GoogleプレイスとGoogle+が合体した「企業のPRページ」のことです。
Facebookで例えるなら、
Facebook内の企業ページのようなものとお考え下さい。
Googleマイビジネスでは、
GoogleプレイスとGoogle+の管理画面が統合されたことにより、
管理がしやすくなった上に新たな機能が拡充されました。
Googleマイビジネスを利用した、
効果的な商圏エリア内へのアピールとなる3つの戦略をご紹介します。
《戦略 1》
MEO -Googleマップマーケティング-
ローカルビジネスにおいては重要な施策となります。
GoogleマップというGoogleが提供する地図上に自店舗が表示されていますか?
お店の情報などが表示されているかどうかで、
お問い合わせ数などに影響がでることも考えられます。
《戦略 2》
SMM -ソーシャルメディアマーケティング-
Google+というサービスはGoogleのSNSです。
口コミや評価を高めることで、
Googleから高い評価が得れる可能性があります。
「サービス内容」や「イベントのお知らせ」、「特典情報」などを積極的に投稿することで、
口コミや評価を高めるための施策として考えられます。
《戦略 3》
SEO -検索エンジンマーケティング-
Googleは超巨大インターネットサービス企業です。
よりユーザーにとって有益な情報を提供することを目的としており、
Googleの他サービスと連動させることで、
より質の高い情報を蓄積しようとしています。
Googleが提供するサービスをうまく利用することで、
Googleサイドに有益な情報を持ち帰ってもらうことができますので、
今後よりGoogleサービスの有効活用が重要な施策となる可能性があります。
MEO対策でPPC領域のすぐ下に表示できる?
Googleで検索した場合にMAP領域は広告のすぐ下に表示されます。
検索結果の領域より上に表示されますのでアピール力が高まるメリットがあります。
さらにスマホでの閲覧の場合は、
ワンタッチダイヤルで直接お電話していただけますので、お問い合わせ数の向上にも繋がる可能性が考えられます。
そんなMAP領域で上位表示を目指すために行う施策として、
Googleマイビジネス内に自社情報を詳細に記入することがあげられます。
Googleマイビジネスに登録することで自社情報の編集が可能となりますので、
まずはGoogleマイビジネスの登録作業を行ってください。
登録自体は簡単ですのですぐに取り組んでいただけます。
ただビジネスオーナーの認証にハガキ受取が必要となりますので、
登録から5〜10日のハガキ待ち期間が発生しますので、
その間お待ちいただく必要がございます。
では、実際Googleサイドはローカル検索結果をどのように順位決定しているのでしょうか?
check1
関連性
検索語句とビジネス情報が合致する度合いを指していて、詳細なビジネス情報の掲載をすることで関連性を高めることが可能となります。
「車検・大阪市」と検索した場合、
自社の掲載情報がどこまで検索語句と合致しているのか?ということが重要だということです。
check2
距離
検索語句で指定された場所から、掲載している所在地住所までの距離を指し、
エリア内であることが表示される条件としてあげられます。
「車検 大阪市」の場合ですと、掲載所在地が沖縄県だと検索結果にほぼ反映されることはありません。
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知名度
ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。
オフラインでの知名度も影響するようで、ランドマークや有名施設などは検索でも上位に表示される傾向が高いです。
また、口コミ数や評価の高いビジネスはGoogleからも高く評価される傾向があるようです。
以上の3項目で主に決定されているようです。
ローカル検索で上位を獲得することで、
来店意欲が高いお客様に対して有効にアピールすることが可能です。
MAP領域に関しましても検索順位同様に意識してみてください。
商圏エリア拡大にはホームページが効果的
商圏エリア内に効果的なアピールをすることは、
整備工場さまにとって重要な施策となることをご紹介してきました。
また、商圏エリアの拡大施策として、
ホームページの活用が有効だと考えております。
サービスに独自性があれば、
多少離れた地域からでも整備や車検の入庫が獲得できます。
また、商圏エリア外のお客様からの依頼があった場合、
作業事例や納車式の様子をページ追加し、
その中で地域+車種などのキーワードを含めていくことで、
地域名がキーワードとして入ったページがどんどん追加されていきます。
そうすることで、
検索結果に地域名が入ったページが反映されていきますので、
結果として商圏エリア外のお客様に対しても効果的にアピールすることが可能となります。
その辺りのホームページ施策などを、
弊社が開催しているWEBマーケティング講座では詳しくご説明しております。
WEBマーケティング講座は助成金を活用することで、
コスト負担なく受講していただくことが可能です。
キャリア形成促進助成金という、
整備工場さまも対象となる助成金ですので、
是非この機会にご利用いただければと思います。
もちろん助成金取得のコンサルティングも弊社がサポートいたします。
まずは、お気軽にご相談ください。